各分野に納入させていただいております工業炉の場合、焼成(または加熱・乾燥)を行う製品がさまざまになる為に、ユーザー様の条件を元に、最もその製品に適した炉の設計を個別に
行わせて頂いております。
主になる条件及び設計の流れとしましては、大体において下記の通りとなります。ご参考にして下さい。
尚、弊社では、デュポー式 L.P.G キルン(大型ガス炉)も窯業用だけではなく工業炉として使用されるパターンもあり、また、それをベースに設計されることもよくあります。
バーナー仕様になると、バーナーの種類としましては、空気自然吸引式または空気強制式(ブロワ使用)の2通りになります。
特に空気強制式バーナー及び熱風仕様にした場合は、燃焼ガスが高速スピードにて炉内に供給される為、炉内にて攪拌(かくはん)能力があり、炉の構造により低温域より高温域まで、炉内温度差をより僅少に出来る特徴を持っています。
また、基本は単独炉(バッチ炉)ですが、連続炉(トンネルキルン)にした方が良い場合もあります。
単独炉の場合は、炉内が完全密封になる、製品出し入れをフォークリフトにて行う方式、または台車式の2通りがあります。
〔納入事例〕
※ハイブリッド仕様について
焼成・加熱・乾燥品によっては急昇温・急冷温を求められる場合があります。
その場合は、炉材として蓄熱の少ないセラミックファイバー(ボード)を中心に使用する事により、全てレンガ(耐火断熱および耐火)で製作した時よりも、より急昇温・急冷却が可能になります(自然冷却でもスピードが早くなります)。但し、構造上および耐久性上、レンガを使用しなければならない箇所もあります(炉床・バーナー回りなど)。この様にセラミックファイバーとレンガを併用するタイプがハイブリッド仕様となります。
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